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2008/07/21

再来!「アトミック・サバイバー」

昨年2月の東京国際芸術祭(TIF)で上演された演劇「アトミック・サバイバー -ワーニャの子どもたち-」(演出:阿部初美)が2008年秋、全国ツアーを行う。TIFでは、僕が所属するフォトジャーナリスト集団「epf」の前身「hirapress+」が、2つの写真展「六ヶ所村エナジー」と「link みんなのひかり」を同時出展した。今回の上演でもコラボレーションできたらいいな。

アトミック・サバイバー予告編(TIF版):

「演出ノート」(阿部初美)より転載:
原子力エネルギーと核燃料再処理施設。この問題は、賛成・反対の感情的なぶつかりあいに終始しがちで、特に関連施設を受け入れた地元ではどちらかに身をおいたとたんにこの問題を語ることすら難しくなってしまうなどの危うさを常にはらみ、一方ほとんどの都市生活者はこういった事実をほぼ何も知らずに生活しており、そこに問題解決へ向けての発展的な議論になかなか結びついていかない原因があるように思われる。

この複雑で大きなテーマを演劇でどう扱うことができるのか、わたしたちは長い間、迷い、考え続けなければならなかった。しかし、その決意を促したのは、何人かの現地住民の方の「この事実を伝えてほしい」「知ってほしい」という声だった。

そういった声に背中を押され、わたしたちが作品作りで大切にしたいと考えたのは、賛成・反対のメッセージではなく、まず「知る」こと、そして「考える」ことだった。これは「精神障害」をテーマにした前作の『4.48サイコシス』とも共通している。今回は核燃料のサイクルと労働を、核エネルギーにまつわるエピソードや六ヶ所村からのビデオリポート、放射能事故時の対処法などをおりこみながら、そして重くなりがちなこのテーマを、ユーモアをまじえて多角的に描きたいと考えている。

タイトルの『アトミック・サバイバー』とは、原子力関連の労働に関わる人々、また施設を受け入れた自治体と住民のみならず、生き残りをかけて原子力発電を“選択し”、そのリスクとともに生きる私たち自身のことでもある。

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