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2006/05/02

靖国神社へ

憲法記念日の前日である今日、雨そぼ降るなか靖国神社へ。前回訪れたのは昨年8月15日、敗戦60周年の日でした。今日の目的は遊就館。最近改修されたのでしょうか、思いのほか立派な建物だ。こりゃ、本来1日がかりでないと、見切れないな。 前回も思ったのだけど、結構、若者が来ている。

展示を見る前に、ドキュメント映画「私たちは忘れない」(企画・制作/日本会議・英霊にこたえる会、50分)を観る。 戦没した若い兵士が、どのような気持ちで戦地に赴いて行ってかを描こうとし、またアジア・太平洋戦争(呼称については別の機会に)が自衛のための戦争だったことを強調しています。見終わって、複雑な気分です。

対米といった視点からは、日本防衛という側面もあったでしょうが、対アジアについてはどうでしょう。ナレーションを聞いていてあれ?と思ったのは、日清戦争で李氏朝鮮の独立のために出兵、日露戦争では正当に取得した権益を守るため、そして満州国で五族共和ときます。いわば当時の政府見解をなぞっているわけだ。

あれ? あれれ?? という感じで進んでいきます。

もちろん、この博物館、けっこう面白いところもあります。中国の歴史の解説で、後金について、ヌルハチ、ホンタイジといった名前が記述されている。他の博物館などでヌルハチはあるかもしれないが、ホンタイジまで書くってのはすごいです。(でも別の展示で「てにをは」が変なところもあり、気になる。職業病か。)

そしてクライマックスの戦没兵士の遺影と遺書のコーナー。閉館間際で一通しか読めなかったけど、小泉首相でなくとも、ぐっときます。ひとの生き死にです。そういうものでしょう。で、最後はどうなるかと、ゲートをくぐると、人間魚雷やら特攻機やらいろいろ兵器が展示されています。ありゃ…。

「過ちはくりかえしませぬから」とまでは期待してませんが、二度と戦争を起こさないという決意みたいなもので締めてほしかった。靖国神社の性格上、そういうのは無理なのでしょうか。もしくは、遺書を読んで、一人ひとりの心の中で誓え、という高等な意図なのか。しかし、映画や小説ではないのだから、外国人を含め来館者に明確なメッセージを伝えるようにしないといけない。

いや、この施設の目的のひとつは「殉国の英霊を慰霊顕彰すること」でした。次回は個々の展示をじっくり検証しつつ、見学したい。
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