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2005/05/06

再びサイゴンより2

5月5日。10時過ぎに起きて、ホテルでバインミーの朝食。

バイクタクシーで戦争証跡博物館に向かう。新しい建物を建設中で、展示は1階のみ。他の屋外展示のほか、各小展示室はあまり変わっていない。日本でも数年前に開催された写真展「レクイエム」が常設展示され、従軍した報道カメラマンたちを紹介している。ローバート・キャパや沢田教一など。「石川文洋の部屋」は移設され、タイガーケージの隣だ。

正午になるとお昼休みのため、アオザイを着た係員に追い出される。お腹はすいてないし、あまりに暑いので、サイゴントレードセンター33階にあるパノラマカフェに避難し、サイゴン市内の眺めを楽しむ。トマトのシントーがほてった身体を冷やしてくれる。

13時過ぎ。統一会堂に向かう。今日は何かイベントがあるようで、地元紙サイゴン・ヤイフォンの写真展示やステージが設けられていた。統一会堂の中は以前と比べほとんど変化がないようだ。

外はますます暑い。タクシーを拾って、ホーチミン市郊外のビンタィン区へ。サイゴンツーリストが経営するコテージがある。目的は、その中にちょっとした、チン・コン・ソンの記念館があるからだ。先日、Nさんがそう教えてくれた。Nさんからもらったカードの場所まで、約20分。

しかし、受付のおじさんに聞いても、要領を得ない。そもそも、僕のチン・コン・ソンの発音がおかしいこともある。チン・コン・ソンの綴りも分からないので、連想しやすい、カン・リーの綴りを書いて、彼女とパートナーだった音楽家だけど、と言ったら、ようやく分かってくれた。

「ああ、Trinh Cong Son! それは、ここセクション1じゃなくて、2の方です」

ありゃ。ここから徒歩10分だとか。意気消沈。カフェでサトウキビジュース、ヌオックミアを飲みつつ一休み。まだちょっと青い味がした。

セクション2は、結婚式の記念写真をとるためのセットなどがある。その奥まったところに、チン・コン・ソンの写真を展示した記念館がある。係りの女性に説明を求めると、生前、彼はこの場所が好きだったため、記念して作られたのだとか。天童よしみの写真もあった。

夕刻、ホテルに戻ると東洋人女性バックパッカーが1人。声をかけると中国からの旅行者だった。深センからとか。Lさんといい、フリーライターで新聞に寄稿しているという。ニコンのカメラを持ってきたのに、買ったばかりなのに、壊れてしまったとそうだ。「これ日本製でしょ?」と詰め寄られる(もちろん冗談)。

彼女は、日本の文化に関心があるらしく、村上春樹がお気に入りだとか。共通の話題が出来たので、村上小説談義。でも英語では疲れるなあ。「海辺のカフカ」はいまいち、「アフターダーク」の翻訳版が今月出るから楽しみにしているという。明日、一緒にお土産を買いに行く約束。

夜、先日会ったT氏奥方と長男、その友人Pさんと夕食に出かける。部屋を出ると、ちょうどLさんも出かけるところだった。彼女がミッフィーのTシャツを着ていたので、それをほめると、「ここの日本語はなんて書いてあるの?」

「かわいいミッフィー そのほかに3話」。なんのこっちゃ。とりあえず、プリティー・ミッフィーとあることだけは納得してくれたようだ。

T氏奥方らに連れて行ったもらったのは、ベトナムでは珍しいワイン専門店。豚の胃袋がワインにあうし、川魚の刺身も新鮮でおいしい。

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